教育時報社

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「日本と米国の“大学文化”に違い」

テンプル大学ジャパンキャンパス
ブルース・ストロナク学長に聞く

<「きょういく時報」15. 7.28 738号掲載>


©TUJ



≪質問1.≫
 大学における教養について、日本の大学と米国の大学で一般にどのような違いがあるとお感じでしょうか。



 リベラルアーツ教育では、良き市民(good citizen)あるいはグローバル市民(global citizen)を世に送り出すことを重要視しています。つまり知識以上のものを教え込むことを目指すものなのです。

 学生が批判的に考え、効果的に意思疎通を図る能力を身につけ、生涯を通じてその精神を持ち続けられるように教育しなくてはなりません。

 また、リベラルアーツ教育では、アクティブ・ラーニングやサービス・ラーニングと呼ばれる学び方を通して、学生がコミュニティで能動的な人間として、生産性の高い市民としてあり続けるための動機を教え込まなければなりません。

 これらは日本では比較的新しい概念であるため、運営上、また学術上のインフラがまだそれらを支える基盤として整っていません。
 
 また、これらの概念は文字通り外国のもので、日本の高等教育に適用するために多くのことを考えなければなりません。

 たとえば、インターンシップはアクティブ・ラーニングの典型的な事例ですが、つい最近まで日本の学生にとってのインターンシップは、卒業後に入社したい企業に何日かただ通うのみに過ぎませんでした。

 TUJをはじめ米国の大学におけるインターンシップでは、企業と担当教授の双方からガイダンスを受け、企業活動に学生が能動的に参加し、1学期間を費やします。

(本文より抜粋)


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