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≪時の話題/日本の英語教育≫

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教員の研修が不可欠
「開かれた心」の育成を

加賀田哲也・大阪教育大学教授に聞く

<「きょういく時報」14.6.28 717号掲載>







加賀田:小学校で今後、英語が教科化されると、英語を使ってコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度をさらに育成するとともに、英語力の養成も求められます。

 その意味では子ども達や先生方にある程度精神的な負担を強いることは否定できませんが、総合的にみると、私自身は教科化には賛成です。

 なぜなら、外国語を学ぶということは、「開かれた心」を育成することでもあり、教科化されることで、全人教育としての体系的な指導ができるという期待を持っております。

 また日本語と異なる言語に体系的に触れることで、子ども達の「ことば」そのものへの意識や感性も高めていくことができると思います。

 私は定期的に「英語学習に対するつまずき調査」を行っています。

 この調査から分かったことは、20年前も現在も“英語嫌い”は、すでに中学1年生の1・2学期、まさに英語学習の入門期において多く見られるということです。しかも英語は主要5教科の中で「一度嫌いになったらなかなか回復が難しい」と言われています。

 そこで私が最も懸念していることは、小学校で英語が教科化された場合、“英語嫌い”が小学校時に多数出てくることにならないか、ということです。

 そうした状況にならないためにも、今後、しっかりとしたカリキュラムに基づいた教員養成、中身のある教員研修を行い、指導者が自信を持って教えることができるためのサポート体制づくりが必要不可欠となります。<文中敬称略>

― 本文より抜粋 ―


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