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マーチン・ルーサー・キング牧師の
“I HAVE A DREAM”から半世紀

<「きょういく時報」13.2.28 692号掲載>



 米国における黒人差別から、黒人の人々が人間としての平等な権利を獲得するための運動(公民権運動)の先頭に立ったのが、キング牧師。現在米国の記念日にもなっている。後の南アフリカの人種差別撤廃運動にも大きな影響をもたらした。
 
 だが、米国内では、キング牧師の著作物や写真などを親族が知的財産として保有し、報道での一時使用などもかなり厳しいといわれる。

 その背景には、いま、米国のファーム(法律事務所)で、カネになる知的財産権の囲い込みのビジネスが活発化している実情があるとされる。
 
 いま、話題となっているTPPの内容にもこうした知財権の問題が多く含まれているようだ。

 かつて米国の研究所に勤務し、日本に帰国した日本人研究者が、知財権に抵触するものを日本に持ち帰ったとしてFBIから手配されるということがあった。

 日本の裁判所でFBIの請求した身柄送致は当然ながら却下されたが、持ち帰ったものは通常どこにでも手に入る“試薬”だったといわれる。

 経済的権力が容易に政治的権力と密着化する中で市場経済主義は猛威をふるい、民主主義を危うくするという。

 現在の中国・米国ともにそうした共通性が目に着くようになった。



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