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≪2026 私立中高合格のポイント≫

開智中学校・高等学校

中学入試、高校入試ともに新制度を導入
~より受験生に寄り添った入試に変わります~



きょういく時報」25.11.28号掲載>




【中学入試】

 開智中学校の令和8年度入試では、前期日程において、従来の

① 標準型 400点満点(国語150点・算数150点・理科100点)の得点を、

② 国語重視型 400点満点(国語200点・算数100点・理科100点)、
③ 算数重視型 400点満点(国語100点・算数200点・理科100点)

②・③の得点に換算し、①~③のうち、最も高い得点で合否判定を行います。

 また後期日程においては、従来の
① 3教科型  400点満点(国語150点・算数150点・理科100点)とは別に、
② 2教科型  400点満点(国語200点・算数200点)での受験が可能となります。

 なお、3教科型受験生は①3教科型の得点を、②2教科型の得点に換算し、①・②の高い方の得点で合否判定を行います。

 前期日程、後期日程それぞれにおける改訂は、これまで努力を重ねてきた受験生により寄り添った入試にするためです。


和歌山市内唯一の1月19日(月)後期日程!
2科型・3科型選択可能に



 入試日程は、前期日程=1月17日(土)、後期日程=1月19日(月)。

 募集定員は、「スーパー文理コース」約35名、「特進コース」は約105名。

 後期日程の1月19日(月)は、和歌山市内で唯一入試が実施されます。本校を第一志望で考えている受験生はもちろん、前期日程で他校を考えている受験生も是非チャレンジしてください。

 本校は、入学時点では、「スーパー文理コース」1クラス、「特進コース」3クラスでスタートし、中等部4年生(高校1年生)で「スーパー文理コース」2クラスに再編成されます。

 第一志望がスーパー文理コースで、入学が特進コースの場合でも、将来的にスーパー文理コースにコース変更できる道があります。

 特進コースで入学し、そこで基礎学力をしっかり身につけて、高校進級時にスーパー文理コースをめざすのも1つの進路として魅力があります。

 また、中等部1年生から3年生まではベルリッツ少人数英会話授業(通称GE、1クラスをさらに3つに分け、11名から13名で実施)、中等部4年生から6年生まではOST(Online Speaking Training)を実施しています。

 また授業で培った英語力やコミュニケーション能力を発揮する場として、6ヵ国(英国・オーストラリア・カナダ・韓国・米国・台湾)を対象とした交流(交流派遣)プログラムや語学研修、リーダー研修が用意されています。

 アジアとオセアニアの各国の代表校から選抜された生徒が集い開催される高校生の国際サミットAPYLC(Asia Pacific Young Leaders Convention)にも毎年参加しています。

 このような充実した教育内容が学校生活をより豊かにしてくれます。

 入試出題傾向は前年と大きく変わることはありません。過去問(できれば5年分程度)をしっかり解いておくことが大切です。

 本校の入試問題は各教科傾向がはっきりしています。

 入試過去問から情報を収集し、本校の出題傾向をつかみましょう。特に、国語1の基礎問題、算数は傾向がはっきりしています。

 その傾向を踏まえ、どんな問題が出題されても対応できるように準備することが大切です。

 受験生の力は入試当日まで伸び続けます。志望校合格に向けて、決して諦めずに学習を継続し、入試当日はミスや取りこぼしのないようにしましょう。



【高校入試】

 開智高等学校の令和8年度入試では、「英検(実用英語技能検定)活用制度」が新たに導入されます。

 英検取得者に対し、換算得点(準1級以上:100点・2級:80点・準2級プラス:70点・準2級:65点)と本校の学力検査「英語」の得点を比較し、得点の高い方を学力検査「英語」の成績とします。

 専願・併願は問いません。英検準2級以上を取得している受験生は是非活用してください。

 大阪府の私学授業料無償化、国の就学支援金の拡充の影響もあり、地元和歌山県内だけではなく、大阪府からの受験生も増加するのではないかと予想しています。

 これは本校だけに限ったことではなく、和歌山市内の私立4校(本校、智辯和歌山、近大和歌山、和歌山信愛)について言えることだと思います。

 公立、私立に関係なく、本当に自分を伸ばせる学校に進学する傾向が強まるのではないでしょうか。

 それに伴い、これまでの入試の流れが変わるかもしれません。現に、今年度の和歌山県立高校入試では、県立トップ校の桐蔭高校の志願者が定員を割りました。隔年現象で令和8年度入試では志願者が増えることも予想されます。


過去問は年度の新しいものから順に取り組むのがお勧め


 令和8年度入試日程は、1月31日(土)筆記試験・面接(専願受験生のみ)。入試過去問を参考にするときは年度新しいものから順に出題傾向を分析し、毎年出題されている分野や形式については抜けもれなく準備してください。

 ここ数年、特に数学が合否の鍵を握っています。ケアレスミスでの失点を防ぐことはもちろん、頻出分野での苦手克服に時間をかけてください。

 また、国語の書き取りだけではなく、社会でもほとんどの設問が漢字指定となっています。

 答えがわかっていても、漢字で答えられないと得点できません。重要用語や人物名等は漢字で書けるように。

 高校入試においても、受験生の学力は入試当日まで伸び続けます。決して諦めずに学習を継続しよう。
 
 令和7年度大学入試では、国公立大学に170名が合格。そのうち現役合格者は152名。令和7年3月卒業生が299名ですから、単純に計算すると卒業生の2人に1人が国公立大学に現役合格を果たしています。

 また、入試広報室長を拝命して15年目。とうとう国公立大学合格者数は、和歌山県内私立高校で最多となりました。国公立大学現役合格を目指すのであれば、是非本校を受験校の一つとして考えてください。

 中学入試・高校入試ともに、例年通り体調不良者については別室受験の対応を準備しています。対応が必要な場合は事前にご連絡をお願いいたします。

 また、追試験についても準備しています。新型コロナウイルスやインフルエンザ等に感染し、医師や保健所などの診断の結果、本試験を受験するのが困難であると判断された場合は、審議の上、追試験の受験が可能です。

 合格発表は、中学入試は掲示を継続しながら、中高ともにWEBで発表いたします。詳細は受験当日にご連絡いたします。

 受験生の皆さん、健康管理に留意され、無事受験当日を迎えられますよう、心よりお祈りしています。


(お話は開智中高 小笠原英人先生)


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