東山中高は、「強く,たくましく,幸せに生きる」をモットーとする男子校です。
「己を磨き,互いに助け合い,各々が人生の主役として活発に行動し続ける」ための土台力を培い、セルフ・リーダーシップを育んでいます。
中学からの6年一貫教育は、細やかな指導を基本としてさらなる高みをめざす「ユリーカコース」、互いに切磋琢磨しながら無理なく学力を伸ばす「エースコース」の2コース制をとっています。
2年ごとにコースの入れ替えも行ない、知・徳・体のバランスのとれた力を育成します。
難関国公立大学や医歯薬系大学、難関私立大学など、生徒一人ひとりが進路目標を持ち、日々の学習に取り組んでいけるよう後押ししています。
前期A入試は初日1月17日(土)
夕方4時から国・算2科型で
2026年度中学入試も例年通り計3回実施します。
1回目の「前期A入試」は1月17日(土)の16時20分、2回目の「前期B入試」は翌1月18日(日)の8時30分、3回目の「後期入試」は1月20日(火)の8時30分から試験を開始します。受験生は試験開始の20分前までに入室してください。
入試科目は、前期Aが「国・算の2教科型」、前期Bと後期は「3教科型(国・算・理)または4教科型(国・算・理・社)の出願時選択」です。
3教科型の合否判定では「3教科合計点(340点満点)を4教科の満点(440点)に換算した得点」を用い、4教科型では「4教科の合計点」と「3教科合計点を4教科の満点に換算した得点」のいずれか高い方を用います。
また、前期A・Bのどちらかを受験された上で、後期に2回目の受験(ダブル受験)をされる場合は、後期入試得点に5点を加算します。
後期が3回目の受験となられる方には、後期入試得点に10点を加算します。
本校を第一志望とお考えの受験生はもちろんのこと、難関校や大学系列校など他校と併願される際にも、得点加算制度によるアドバンテージが活きてくるのではと思います。
なお複数回同時出願に伴う受験料の値引き制度も設けておりますので、入試要項で詳細をご確認いただければと思います。
出願期間は全日程共通の12月12日(金)から1月5日(月)まで。本校ホームページからのWeb出願方式です。
合格発表は、前期A・Bが1月19日(月)14時から20日(火)15時まで、後期は1月21日(水)14時から22日(木)15時まで、それぞれWeb専用サイト上でのみ、確認いただけるようになります。
3日程とも同じ出題傾向・難易度
中学入試 出題のポイント
入試問題の出題傾向や難易度は、日程による違いなど設けておりません。受験回数を重ねることで、出題形式にも慣れていけると思います。
2026年度中学入試も、例年通りの出題傾向および難易度を想定しています。それでは、各教科の出題ポイントなど述べておきましょう。
国語は、読解問題を毎年2題出題しています。
小学生にとってはかなり長い文章になりますので、日頃から長めの文章を読み慣れておくことが不可欠といえます。
読む速度を意識しながらキーワードを見つけていくような読み方もできるとよいかもしれません。
算数は、基本的な計算ミスをしないことが大切です。
一見すると簡単に見える問題でも、案外大きな配点が用意されている可能性があり、思わぬ失点につながりかねません。
普段から、簡単な事を当たり前にきちんと出来るように練習しておきましょう。
後半には難易度の高い問題が用意されています。おのずから取り組む時間がたくさん必要になりますので、基本問題についてはできるだけ短い時間で正確に解答できるよう、日頃から心がけるとよいでしょう。
理科は、自分の取り組みやすい分野だけでなく、色々な分野の基本的な知識を確認しておいてください。
参考書や教科書に出てくるような言葉、あるいはよく目にするグラフや図などを中心に学習しておきましょう。
分野を超えて情報を結びつけていければ、さらなる高得点が期待できるかもしれません。
社会も理科と同様に、参考書や教科書に出てくる言葉やよく目にするグラフ、図などを中心に学習しておいて下さい。
時事問題も毎年出題していますが、何か特別な対策が必要というよりも、年末年始に1年間の出来事を振り返ってみるとよいと思います。新聞の活用は言うに及ばず、テレビやユーチューブの番組なども活用できるのではないでしょうか。
日頃の学習では、一問一答的な知識で終わらせず、関連する知識を結びつけていくよう心がけてほしいと思います。
高校入試の資格・検定加算制度
英検準2級プラスも対象に
高校からの生徒募集は「パスカル」「クレセント」「トップアスリート」の3コースで実施します。
A日程入試は2月10日(火)、B日程入試は2月12日(木)。A日程ではクラブ推薦Ⅰ・Ⅱの入試も行います。
パスカル、クレセントの一般入試は5教科型で、両コース共通問題です。
理系特進のパスカルコースでは「理系換算併用判定」を用い、①5教科の合計500点満点、②国・数・英・理4教科の合計得点400点満点を500点満点に換算、のどちらか高い方を得点とします。
なお、この判定方法はクレセントコースへの回し判定には適用されません。
クレセントはクラブ活動と両立しやすいコースで、指定校推薦や連携校推薦等を活用して大学進学の道を確実にしたいという明確な目標を持つ生徒たちも増えています。
資格・検定による加算制度は、英検・漢検それぞれ3級以上が対象で、英検は新たに準2級プラスも対象となります。グレードによって加点が増え、英検は最大で25点、漢検は10点、最大合計35点の加点も可能です。さらに英検の「CSEスコア1000点以上」にも5点を加算します。
また学費軽減補助制度では、パスカルコース対象の奨学生制度が更に充実します。
ほか運動能力優秀生のための特待生制度なども本校ホームページでご紹介しております。
さて、入試対策では「2、3年分の過去問に繰り返し取り組んだことが合格につながった」との生徒たちの声をよく耳にします。オープンキャンパスや入試説明会では過去問をまとめた問題集もお渡ししています。
最後に、2026年度高校入試について各教科の留意点など簡単に述べておきましょう。
英語は2024年度より10分程度のリスニングテストが導入され、出題レベルは概ね英検3級程度となっています。
国語は、現代文と古典を出題しています。現代文は本文がかなりの長文で、読解力が必要となります。
数学は、分数・小数のいずれであっても最終的な答えを、きれいな形でまとめたいものです。答案の中には、最終処理にまで至らず加点につながらないケースが毎年見られます。
理科と社会については中学入試のポイントも参考に。教科を超えて情報と情報をつなぐような学習も心がけてほしいと思います。
入試まであとわずかとなりました。受験生の皆さんには、体調を整え当日を迎えていただきますよう願っています。
(お話は東山中高 清水源太先生)
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