東山中高では、「セルフ・リーダーシップ」を身につけた生徒を育成します。
中学からの6年一貫教育は、細やかな指導を基本としてさらなる高みをめざす「ユリーカコース」、互いに切磋琢磨しながら無理なく学力を伸ばす「エースコース」の2コース制をとっています。
難関国公立大学や医歯薬系大学、難関私立大学への進学を目標とし、2年毎にコースの入れ替えも行い、知・徳・体のバランスのとれた力を育みます。
また、2025年度中学入試より、複数回受験に伴う得点加算制度を新たに導入します。前期A・Bのどちらかを受験された上で、後期に2回目の受験(ダブル受験)をされる場合は、後期入試得点に5点を加算します。
後期が3回目の受験となられる方には、後期入試得点に10点を加算します。
中学入試 出題のポイント
2025年度中学入試も、例年通りの出題傾向および難易度を想定しています。入試問題の出題傾向や難易度には、日程による違いなど設けておりません。それでは、各教科の出題ポイントなど述べておきましょう。
国語は、読解問題を毎年2題出題しています。小学生にとってはかなり長い文章になりますので、日頃から長めの文章を読み慣れておくことが不可欠といえます。
読む速度を意識しながらキーワードを見つけていくような読み方もできるとよいかもしれません。
算数は、基本的な計算ミスをしないことが大切です。一見すると簡単に見える問題でも、案外大きな配点が用意されている可能性があり、思わぬ失点につながりかねません。普段から、簡単な事を当たり前にきちんと出来るように練習しておきましょう。
後半には難易度の高い問題が用意されています。おのずから取り組む時間がたくさん必要になりますので、基本問題についてはできるだけ短い時間で正確に解答できるよう、日頃から心がけるとよいでしょう。
理科は、自分の取り組みやすい分野だけでなく、色々な分野の基本的な知識を確認しておいてください。参考書や教科書に出てくるような言葉、あるいはよく目にするグラフや図などを中心に学習しておきましょう。
分野を超えて情報を結びつけていければ、さらなる高得点が期待できるかもしれません。
社会も理科と同様に、参考書や教科書に出てくる言葉やよく目にするグラフ、図などを中心に学習しておいて下さい。
時事問題も毎年出題していますが、何か特別な対策が必要というよりも、年末年始に1年間の出来事を振り返ってみるとよいと思います。新聞の活用は言うに及ばず、テレビやユーチューブの番組なども活用できるのではないでしょうか。
日頃の学習では、一問一答的な知識で終わらせず、関連する知識を結びつけていくよう心がけてほしいと思います。
高校は英検・漢検の取得で得点を加算
2025年度の高校入試では、資格・検定による加算制度を新規導入します。
一方、本校の入試は、仮に内申点や模擬試験の結果が振るわなかったとしても、入試当日の頑張り次第で逆転も可能です。
例えばパスカルコースでは、基本問題にきちんと対応でき、難易度の高い問題にもチャレンジできる、またクレセントコースならば基本問題の5、6割を落とさず取ることができる、そうした力が合格を引き寄せてくれるはずです。
では最後に、2025年度高校入試について各教科の留意点など簡単に述べておきましょう。
英語は2024年度より10分程度のリスニングテストが導入され、出題レベルは概ね英検3級程度となっています。
国語は、現代文と古典を出題しています。現代文は本文がかなりの長文で、読解力が必要となります。
数学は、分数・小数のいずれであっても最終的な答えを、きれいな形でまとめたいものです。答案の中には、最終処理にまで至らず加点につながらないケースが毎年見られます。
理科と社会については中学入試のポイントも参考に。教科を超えて情報と情報をつなぐような学習も心がけてほしいと思います。
入試まであとわずかとなりました。受験生の皆さんには、体調を整え当日を迎えていただきますよう願っています。
(お話は東山中高 清水源太先生) ※本文より抜粋
|