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「法教育の出前授業をいたします!!」
大阪弁護士会法教育委員会


<「きょういく時報」15.2.18 730号掲載>


 「正義」「公平」「自由」「平等」など、法教育の大切な基礎を理解し、多面的なモノの考え方や論理的思考を子どもたちに身に付けてもらおうと、大阪弁護士会が“法教育の出前授業”を実施している。

 新しい学習指導要領では、小学校で「法のきまりや国民の司法参加について」、また中学校の社会公民では「さまざまな資料を適切に収集・選択して多面的、多角的に考察し、事実を正確に捉え、公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てる」「法に基づく公正な裁判の保障があることについて理解させる」など、法教育の要素が盛り込まれている。

 高校でも「生命の尊重、自由・権利と責任・義務、人間の尊厳と平等などについて考察させ、他者と共に生きる倫理について自覚を深めさせ」、さらに「裁判員制度」や「政治と法の意義と機能、基本的人権の保障と法の支配、権利と義務の関係、議会制民主主義、地方自治」についても取り上げ、「民主政治の本質や現代政治の特質について把握」させることが求められている。

 論理的に考えることが、とかく苦手になりがちな学校現場。弁護士によるこうした“出前授業”は、子どもたちの学校生活にとって大きな糧になるものと期待される。


<問い合わせ先>
大阪弁護士会法教育委員会(担当事務局:委員会部司法課) 
電話:06(6364)1681/ファックス:06(6364)7477


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