教育時報社

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文化芸術解らぬ橋下市政

2012.8.3


 助成金の打ち切りをめぐって、橋下大阪市長と文楽協会との間でバトルが繰り広げられている。先日、ある新聞で、文楽の振興について語った橋下市長の見方のズレを、木津川計氏が批判した記事を見た。

 いずれにせよ橋下市長は、なにわの伝統であり日本の文化財でもある文楽が嫌いな様子だ。

 そうならば、なにも大阪に文楽の拠点をおいておく必要はないのかもしれない。文化芸術に理解のある兵庫県や京都府にその拠点を移すのも一つの方法ではないだろうか。

 兵庫県の尼崎市では、近松門左衛門の墓があるということから近年、その文化的偉業をイベントにまで高めてきており、そうした活動を支える市民の力もある。

 また、京都は近松門左衛門の生誕の地、近江の国(滋賀県)が近く、都として栄えた京都にも、一時期近松が生活の拠点をおいたともいわれている。

 芸術が理解できる市民、県民の多い自治体のもとに置かれる方が、文楽の助成と育成、伝統の継承に大きな力になるかもしれない。<N>

 



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