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近畿の実力私学百選

学校法人 金蘭千里学園


金蘭千里中学校・高等学校


 ■辻本賢 理事長・校長先生へのインタビュー


50年契機にさらなる学校改革



2015年に創立50周年を迎えられますが。
辻本: 本校は創立以来、1クラス30人の少人数学級制を展開してきました。そこには自ずと“学びの道場”としての雰囲気が生まれ、オーソドックスな金蘭千里の教育へとつながってきたものと思います。

 学校行事には、本物の芸術に触れる機会や、大自然のもとでのキャンプ活動を盛り込んでいます。また、月1度のペースで保護者会を開催するなど、中高6年一貫教育を根底から支えるコミュニケーションの機会も重視してきました。

 本校では、兄弟姉妹で通学する生徒たちも多く見られます。平均するとそうした生徒たちが1クラス当たり2割ほどにもなり、中には1クラス30人中、9人〜10人を数える場合もあるようです。

 生徒と教員との人間的なつながりが学習効果の基本となっている点も、保護者の信頼感につながっているのではと感じています。



来春、受験チャンス4回へ

これからの50年に向け、どのような改革を。
辻本: 創立50年の最終年度を期して、昨年度本校では「学園企画室」が立ち上がりました。

 2015年度(平成27年度)、中学入試の受験回数を増やします。前期日程の午前と午後、後期日程の午前と午後の計4回実施する予定です。

 試験科目は、午前の部が「国算社理」4科目、午後の部は「国算」2科目となります。4科目による受験では全員に4科目を受験していただきますが、合否判定は「国算社理」「国算理」「国算社」の3通りで得点を計算するなど得意科目を生かせるようにしています。


部活動など活発に
:  また、部活動のあり方なども再検討し、中学1年生から取り組めるようにしました。生徒へのアンケート結果を踏まえた新設クラブを発足させ、顧問の教員も決まりました。

 本校は、学力保障を教育の中心とする進学校として歩んできました。そして、これからも地道で確かな進学校としての歩みを続けていきたいと思います。

 部活動の活性化と同時に、校内の試験制度についても整理統合するべきところがあればきちんと見極め、ゆとりと充実の教育環境づくりに引き続き努めてまいります。

 創立51年目に突入する2015年度(平成27年度)には、制服もリニューアルします。半世紀を超える節目だからこそ、目に見える形で新たなスタートを ――、と考えております。


グローバル・スタンダードの授業とは

グローバル化への取り組みについて。
辻本: 私自身、阪大の大学院大学国際公共政策学科の同窓会長として、現在そのアドバイザリーボード委員を務めています。

 インターナショナルマインドを涵養する観点から、例えばヨーロッパ連合や米国総領事館、また神戸大や関学など周辺大学との連携も進み、英語による本格的なシンポジウムにも本校の高校2年生が、毎年参加させていただくようになりました。

 先日は、インターンシップで本校に受け入れた外交官志望のフィリピン人女子留学生が、母国のことを、中学2年生に英語で紹介してくれました。

 英語教育では、従来のTOEIC Bridgeを、TOEFL Juniorに移行させました。海外大学をめざす生徒たちも毎年数名おり、IB(国際バカロレア)に関する研究も始めています。

 英語ができることが即グローバル化ではありません。まずはグローバル・スタンダードとしての授業展開について教員一人ひとりが意識できるようにと考えています。

 本校は、人間性と学力を育む『道場』、また師弟関係によって作られる『私塾』として発展してきました。「生徒の成長をじっくり見守りたい。しっかり育てていきたい」と考える教員の思いの強さこそ、本校の『強み』と考えています。

 本校の新たな50年のスタートを前に、変わらぬ思いを継承していくことの重要性を再確認しています。

ありがとうございました。<文中敬称略> 〔14.5.18号より全文掲載〕


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