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近畿の実力私学百選
学校法人 同志社

同志社香里中学校・高等学校

 ■瀧英次 校長先生へのインタビュー


共に学び合う同志社精神

多様な活動で個性伸長〜
ダンス部4度目の全国優勝



教育改革が加速する中、同志社の系列校とされて今後どのような教育をめざしていかれるのか、お聞かせいただければと思います。

瀧: 同志社香里では、同志社大学に進学する生徒が毎年95%を超えています。逆に申しますと、このような明確な進路保障のもとで、保護者の方々にも安心して本校を選んでいただいているものと考えております。

 明確な進路保障に加え、英語力の育成、スポーツクラブの充実、ICT教育の活性化など、将来を見据えた教育が推進されており、中学から大学までの10年間で“ひとり立ちできる力”を身につけていけるのも大きなメリットといえるでしょう。

 生徒の中には、医学部など同志社大学にはない学部・学科や国公立大学をめざす生徒もいますので、外部の予備校講師を招き週2回講座を開くなどのサポートも行います。

 大切なことは同志社香里中高の6年間あるいは3年間が、大学での学びにしっかりつながっていくことだと思います。

 また、友人や仲間との活動も、人間力を養う大切な場の一つとなっています。クラブ活動では今年、ダンス部が通算4度目となる全国優勝を果たしました。レスリング部やスキー部、テニス部、水泳部なども全国レベルの選手を輩出しています。

 文化部では吹奏楽部が関西大会金賞を受賞し、全国大会出場のマンドリン部も高い評価を受けています。



「高校生模擬裁判選手権」の関西大会では今年度、御校の参加チームが優勝されましたね。

瀧: 私立進学校など強豪チームが集まる中、優勝は3年ぶりになります。その後、優勝した生徒たちが大阪弁護士会長と対談したことも新聞紙上で紹介され、話題になりました。

 また、先ごろ同志社系列の中高の間で開催された英語のプレゼンテーションと弁論の大会では、高校の部で本校の参加チームが優勝しています。

 一つひとつの取り組みが成果につながってきたことに大きな喜びを感じています。生徒がやりたいことを教員がサポートし、そのことによって生徒のスイッチが入り、伸びていく、そうした学びの環境をこれからも大切にしていきたいと思います。


プロジェクト型の学びに実績

2020年に向けて加速する教育改革においては“主体的・対話的な深い学び”への転換が眼目となっていますが。

瀧: 本校は、プロジェクト型の学びのスタイルにも早期から取り組んできました。そのノウハウをスムーズに移行することは可能だと思っていますが、教員にとっても未経験の分野については、生徒と共に学ぶ姿勢が必要になってくるでしょう。

 アクティブラーニングなどにも、実はそうした側面があることを忘れてはいけないと思っています。


キャリア教育にも早期から取り組んでこられましたが。

瀧: 今後キャリア教育においても、自分で戦う力、挑戦していく力をどのように身につけていけるかが課題になっていくものと思います。

 AI(人工知能)の発達に伴い、人間がコンピュータに取って代わられる時代がやって来ます。ICT教育を通して、子どもたちが教員や保護者ともコミュニケーションが取れるようにしておくことも重要でしょう。

 ICTの「C」はCommunication を意味します。今の時代は、悲しいかな一人でも生きていける術があふれていますが、人は本来、人と交わる中で育つもの。

 他者を認め、自分との違いを超えたときに良い社会が出来ていく、それこそが、私たちの目指す同志社の良心教育の本質と捉えています。



最後に、同志社のキリスト教主義教育について――。

瀧: 本校はキリスト教主義の学校で、キリスト教徒を育成するいわゆるミッションスクールではありません。キリスト教を徳育の基本とし「良心を手腕に運用する人物の育成」を目指しています。

 同志社の教育は、キリスト教主義、自由主義、国際主義を3本柱としています。

 人は一人だけでは生きていけないので、人を思いやれるように、人を助けられるように、お互いが認め合えるように。140余年受け継がれてきた建学の精神を受け継ぎながら、教育改革に沿った学校づくりに努めてまいります。



ありがとうございました。<文中敬称略>〔17.10.28号より全文掲載〕


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