昨年12月26日の安倍総理大臣の靖国神社参拝から、対中国・韓国との外交は益々ギクシャクしている。
12月26日の安倍総理大臣の靖国神社参拝に関し、菅義偉官房長官の記者会見で明らかにされたのは、「私人」参拝と言いながら、「内閣総理大臣安倍普三」と記帳したことだった。
ならば当然、公人としての肩書きを記名したことになるのではないか。
菅官房長官は参拝について、「(私人としての参拝だから)政府として立ち入ることはない」と語ったらしい。が、いくら私人として玉串料を奉納した、とのことだとしても、総理大臣の仕事の報酬としてもらったお金から出したのか、それ以外のご自分のお金から出したのか、お金に「私人・公人」の別が書いてあるわけでもあるまい。
「ひい、ふう、みい…、オヤジ、今何時(なんどき)だ???」
ご存知、落語の“時そば”のようなゴマカシが、われわれ庶民に通用する、との見識ならば総理としてあまりに情けない話だ。<N>
※関連参考書
『靖国問題』(ちくま新書)
東大教授・高橋哲哉著
靖国神社を参拝した歴代総理と、安倍総理の参拝は何が違う?
靖国はなぜ“問題”なのか?
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『ニッポン日記』(筑摩叢書12)
マーク・ゲイン著/井本威夫訳
軍国主義解体に向けてGHQはどう取り組んだのか?
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