創立105年を迎えた本校は、来春より共学校となります。
2024(令和6)年度中学入試では、3コースのうち「医進選抜」と「Science Global一貫」で女子募集がスタートします。
男子のみの「ミライ探究一貫」にも体験的な学習プログラムが充実し、iPadによる個別学習、放課後校内塾“Takigawa Plus”なども取り入れています。
高校からの3ヵ年課程は2コース制で、2024年度高校入試より「Science Global」が男女共学になります。男子のみの「ミライ探究」では、課題研究の方法を一から身につけることができ、社会性や知的好奇心を伸ばしていきます。
各コースの特徴・目標は明確です。共学化の初年度、意欲を持った皆さんのチャレンジを楽しみにしています。
ミライ探究型入試の科目をリニューアル
2024年度中学入試の募集人数は、「医進選抜」が男女計35名、「Science Global一貫」が男女計35名、「ミライ探究一貫」は男子計90名です。なおミライ探究一貫のみ、他コースからの回し合格者を含みます。
入試日は1月13日(土)「前期入試(午前)」が午前9時、本校集合。入試科目は国語・算数、および理科または英語のいずれか出願時選択です。
同じく1月13日(土)「ミライ探究型入試」も午前9時本校集合、入試科目は国語・算数が新たに前期入試(午前)との共通問題となるほか、従来の作文・面接に替えて課題型探究を導入します。
課題型探究は、課題文の要旨を読み取った上で自分の意見を書いていただくもので、敢えて原稿用紙を使わずA4サイズの用紙に箇条書きなど自由なスタイルで記述できるようにいたします。
続いて1月13日(土)の「前期入試(午後)」は、本校会場・西宮会場・姫路会場のうち都合のよい会場で午後3時集合となります。遅延受験は認められませんので、会場の確認などもお願いできればと思います。
入試科目は国語・算数・理科の3科目です。翌1月14日(日)の「中期Ⅰ入試」は、午後3時本校集合、入試科目は国語・算数の2科目と、受験しやすい設定になっています。
翌1月15日(月)「中期Ⅱ入試」は午後3時本校集合、入試科目は算数、および理科と国語のいずれかを出願時に選択。最終日1月20日(土)「後期入試」は、午前9時30分三宮会場集合、国語・算数の2科目入試となります。
出願期間は12月4日(月)午前9時にスタートし、WEB方式により受け付けます。合否発表もWEBのみで行います。なお合否判定は日程・コースごとに行い、男女比は設けません。
ちなみに今秋の本校プレテストにおいてScience Global一貫コースを志望された380名の男女比率は、ほぼ1対1でした。
女子については回し合格の適用がないわけですが、「複数回受験による加点優遇」「英検など資格優遇」「ファミリー優遇」などの優遇制度も設けており、入試要項等でご確認の上、有効にご活用いただければと思います。
また、中学入試の場合は特に、男女を問わず緊張感から初日に力を発揮できないことがあるかもしれませんが、受験回数を重ねるにつれて雰囲気にも慣れ、やがて合格を手にする受験生が毎年見られます。
本校の入試は各日程の出題傾向も似通っていますので、合格に向けて諦めずチャレンジしていただけるよう願っています。
2024年度中学入試は、「前期入試(午前)」と「ミライ探究型入試」で国語・算数が共通問題となることから、基礎的な出題が増えます。各教科で基礎的なところを落とさないことが、合格のポイントになるでしょう。
また、日程別では「前期入試(午後)」の出題レベルが例年やや難しくなる傾向にあります。
英語に関しては、「前期入試(午前)」での実施となりますが、英語を選択した受験生の中には、英検取得者も多くいます。その場合はさらに加点を受けることができ有利になります。
独自の「シュミレーションシート」で合格目安など‟見える化”!
2024年度高校入試は、「Science Global(SG)コース」40名(男女)、「ミライ探究コース」130名(男子)の募集となります。
入試日は2月10日(土)午前9時、本校集合です。試験科目は、国語・英語・数学の3教科各50分で、英語には10分程度のリスニングが含まれます。
出願は12月11日(月)からWEB入力が可能となります。
なお高校入試においては検定取得による加点、専願受験者優遇、成績上位受験生への奨学生制度(該当者には合格通知書と奨学生案内書類を同封して通知)、5教科内申点換算などの各種優遇制度を設けています。詳しくは入試要項でご確認いただければと思います。
また、合否判定は当日の考査300点と、5段階換算点100点の計400点満点で実施しているのも本校ならではの特徴といえるでしょう。
入試説明会等で皆さんにお渡ししている「滝川高等学校 入試合格ラインシュミレーションシート」は、所定の空欄に、5段階換算点、英語検定の取得級、専願優遇制度による加点などを順次記入していくと、併願・専願の場合の「持ち点」を簡単に算出できるようになっています。
シュミレーションシートには、コース別の合格目安としてSGコースは400点満点中7割に相当する280点、ミライ探究コースは200点、と明示しています。ここから「持ち点」を引いていただくと、入試当日のテストで、何点得点できれば合格ラインに届くのかがわかるしくみです。
平生からの皆さんの頑張りが見えやすい形で反映され、受験しやすく感じてもらえるのではと考えています。
12月に開催予定の高校入試説明会でも、このシートを用いて具体例を紹介し、併せて入試3教科の傾向対策に役立つお話などもさせていただきたいと思っています。
入試科目の中では、数学が最も難しく感じられるかもしれません。ただ、基本的に読解力が問われているともいえますので、問題文をできるだけ注意深く読み、何を聞かれているのかをきちんと確認するようにしてください。
(お話は滝川中高 秋山良秀先生)
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