東山中高では、「セルフ・リーダーシップ」を身につけた生徒を育成します。
中学からの6年一貫教育は、細やかな指導を基本としてさらなる高みをめざす「ユリーカコース」、互いに切磋琢磨しながら無理なく学力を伸ばす「エースコース」の2コース制をとっています。
難関国公立大学や医歯薬系大学、難関私立大学への進学を目標とし、2年毎にコースの入れ替えも行い、知・徳・体のバランスのとれた力を育みます。
入試機会は計3回
後期への同時出願を有効活用
2024年度中学入試は計3回、前年度と同様の流れで実施します。
入試統一日初日の1月13日(土)「前期A入試」は、午後4時までの入室をお願いしています。本校を第一志望とお考えの受験生はもちろんのこと、難関校や大学系列校など、他校との併願にも出願していただきやすい設定にしています。
「前期B入試」は1月14日(日)、「後期入試」は1月16日(火)、両日とも午前8時10分までの入室をお願いいたします。
入試科目は前期Aが国・算の2教科型、前期Bと後期は、いずれも3教科型(国・算・理)または4教科型(国・算・理・社)の出願時選択です。
3教科型の場合、合否判定では「3教科合計点(340点満点)を4教科の満点(440点)に換算した得点」を用い、4教科型の場合は「4教科の合計点」と「国算理の3教科合計点を4教科の満点(440点)に換算した得点」のいずれか高い方を用います。
出願期間は12月11日(月)から1月4日(木)まで全日程共通で、本校ホームページからのWeb出願方式です。
合格発表は、前期A・Bがいずれも1月15日(月)・16日(火)、後期は1月17日(水)・18日(木)、それぞれWebのみで行います。
入試説明会等では、「前期でエースコースへの合格を担保し、後期でユリーカコースにチャレンジできますか」といったご質問をよくいただきますが、合格発表から入学金納入の流れに加え、あらかじめ後期にも出願いただいていれば、合格を担保した上で後期へのチャレンジが可能です。
またユリーカコースでは、例えば前期Aの定員が18名となっていますが、合格者数は当然もっと多く出させていただきますので、必要以上に心配して自らハードルを上げたりしないよう、ぜひお願いしたいと思います。
Web出願のシステムのもとでは特に、1回・2回・3回受験のいずれを選択いただくか、個々の志望に応じた形で出願段階からよくお考えいただくことも、実は合格に向けての大切な戦略になると考えています。
本校では複数回同時出願に伴う受験料の値引き制度も導入しています。
また、入試当日、別室受験の対応もしますが、感染症などやむを得ない理由で欠席された際には、本校が認めた場合に限り、令和6年1月21日(日)に追試験を実施します。追試験は本試験と同じ時間配分で行い、出願されているコース・教科型での受験といたします。
2024年度中学入試も、日程による出題傾向や難易度の違いはなく、同様の対策が有効といえるでしょう。
高校入試は共通問題
基本レベルの出題を確実に
高校からの生徒募集は「パスカル」「クレセント」「トップアスリート」の3コースで実施します。
理系特進のパスカルコースでは理系換算併用判定を取り入れ、①5教科の合計500点満点、②国・数・英・理4教科の合計得点400点満点を500点満点に換算、のどちらか高い方のポイントを合否判定に用います。
なおこの判定方法は、クレセントコースへの回し判定には適用されません。
クラブ活動にも積極的に取り組めるクレセントコースでは、指定校推薦や連携校推薦等で大学進学の道を着実に開きたいという明確な目標を持つ生徒たちが増えています。
一般入試A・B日程は5教科入試です。A日程では、クレセントコースとトップアスリートコースのスポーツ推薦Ⅰ・Ⅱの入試も実施します。
入試問題は、各日程、どのコースもすべて共通問題です。基本的な学力を身につけていれば5~6割は得点できる出題となっており、クレセントコースでは基本的な問題を落とさないことが合格のポイントといえるでしょう。
一方、全体の4割に当たる問題は、複合的な思考力や計算力を問うもの、図表・グラフ・年表等から読み取るもので、パスカルコースの受験生は、できる限り短時間で基本的な問題を解き、より難しい問題に時間をかけることで7~8割の得点を目指してほしいと思います。
2024年度高校入試では、英語において10分程度のリスニングテストを導入します。これにより、従来の発音およびアクセントに関する出題はなくなります。リスニング問題のレベルは概ね英検3級程度と考えており、サンプル問題を本校ホームページで公開します。
(お話は東山中高 清水源太先生)
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