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学校法人 四天王寺学園


四天王寺学園高等学校・中学校


 ■檀上慎二 校長先生へのインタビュー


来春四天王寺学園高校オープン
探究心を育む共学の進学校へ



学校法人四天王寺学園の併設校として、平成26年4月に四天王寺学園中学校が開校されました。来春、高校もオープンされますが。

檀上: 四天王寺学園中学校は、伝統ある女子校の四天王寺高等学校・中学校を、「男女共学の進学校」として進化・発展すべく藤井寺の地に開校した学校です。

本校は、聖徳太子さまが築かれた四天王寺ゆかりの学園として仏教教育の長年の伝統を受け継いでいます。その上で、日本のリーダーとして活躍できる精神力・人格・学力を育成するのが本校の教育目標です。

最新の施設・設備が整った中で男女共学の中高6年一貫教育がスタートし、来春はいよいよ6年一貫の1期生が高校に進学すると同時に、新しい仲間を迎えることとなりました。

教職員や生徒と一緒に、新しい教育にどんどんチャレンジしていきたいと思っています。



高校は考究・探究・学究コース

四天王学園中学校・高校のコース編成、ならびに平成29年度の募集予定などご紹介いただけますか。

檀上: 中学校は「中高一貫コース」の70名を募集いたします。

「中高一貫コース」では国社数理英を中心とした高校課程の先取りを行い、高校から「考究コース」を編成し、高2で文系・理系に分かれていきます。

 高校からの生徒募集は、探究・学究の2コースで実施し、募集人数は15名、175名の合わせて190名となります。

「探究コース」の生徒は、高2で6年一貫の「考究コース」に編入します。授業時間数はいずれも女子の四天王寺に準じますが、特別講習にも時間をかけてまいります。

 また放課後には自学自習スペース“Learning Plaza”を開放し、チューターや教員によるサポートも実施しています。学習フォローはもちろんのこと、自己管理の習慣づくりに大いに役立ててほしいと思います。



新しい教育の一端をご紹介いただけますか。

檀上: 本校では各教室に電子黒板が設置されています。また来春より、高校生には一人1台タブレットを持ってもらう予定です。タブレットを活用した取り組みは中学校の全学年でも準備が進んでいます。

タブレットの利便性やアクティブラーニングの可能性など、私自身も物理の授業を担当する中で実感してきたことですが、これまで教員として個々に培ってきた一斉授業のクオリティーを損わず、授業の質そのものを上げていくためのツールとしての活用が求められているのだと思います。



探究心育む『宇宙教育』

高校では『宇宙教育』を推進していかれるそうですが。

檀上: 『宇宙教育』というと、「宇宙飛行士を養成するの?」と聞き返されることもあるのですが、全ての教科に『宇宙』をテーマに据えた授業を盛り込み、校外学習や講演会、宿泊研修や修学旅行などあらゆる機会を通して、宇宙を題材に幅広く物事を考える姿勢を養っていくことをねらいとしています。

 本校は、屋上ドームに本格的な大型天体望遠鏡“MIROKU”を設置しています。宇宙の果てはどうなっているのか、宇宙に生物はいるのかなど、宇宙は好奇心の宝庫です。

自然科学的な切り口だけではありません。18世紀のフランスは、太陽の前を金星が通過する現象を観測するため、国が傾くほどの大金をかけて南太平洋に観測船団を派遣しました。それは、地球上のどこにいても時間と場所を知るための基礎データを得るためだったのです。宇宙を知ることが世界を制することを、当時の政治家は知っていたということです。

そう考えると、宇宙は社会科学的なテーマとしてもとらえることができます。文系、理系問わず、宇宙を題材にテーマを見つけ、自ら探究して、プレゼンテーションすることを学んでほしい。これが本校の『宇宙教育』です。

 国の大学入試改革に伴って、思考力・判断力・表現力の育成が課題とされる中、アクティブラーニングやICTなど新しい学習のノウハウやツールを上手に活用すると同時に、大前提となる基礎学力の充実に力を入れていきたいと思います。



ありがとうございました。<文中敬称略>〔16.10.28号より全文掲載〕


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