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 近畿の実力私学50選

学校法人 四條畷学園

四條畷学園中学校


堀井清史 校長先生へのインタビュー


生徒の自律的な学習姿勢を育成

難関国公立・私立高校へ着実な進学実績

〔21.9.18号より全文掲載〕



四條畷学園は大正15年(1926年)に創設され、今年95周年とのことですが。

堀井: 創立者の牧田宗太郎は、女学校の教員をしながら一家を支える母親の姿を見て育ちました。7人兄弟の中で、宗太郎も15歳から小学校の教員を務めています。

 やがて母親が亡くなると、「今の自分があるのは母親のおかげ」との思いを新たにし、母親のように自立した女性を育てる学校を作りたいと、弟夫妻と力を合わせて創立したのが本校の前身である四條畷高等女学校です。

 報恩感謝の建学の精神は、今も学園に受け継がれています。

 また、宗太郎は教育の目的を、品性・人格の備わった「人をつくる」ことであると考えました。そのために2つの教育理念が掲げられました。

 一つ目の「実践躬行(じっせんきゅうこう)」の教育理念は、文字通り「自分の力で実際に繰り返し行うこと」を意味します。得た知識をもとにしながら自分で実際に色々やってみることで、人は学び、その繰り返しによってさらに大きく成長できます。

 この考え方は今日のPDCAにも通じるものといえるでしょう。こうした実践的、探究的な学びが学園の教育の土台となっています。


   
   独立3年型2コース制へ!


もう一つの教育理念である“Manners makes man(マナーズメイクスマン)”は、学園創立前の1919年に、牧田宗太郎が海外視察旅行に出た際、イギリスで最も長い歴史を持つウィンチェスタースクールを訪問し、この校訓に出合ったとされています。

 「自立した生徒を育てるためには、単に勉強をするだけではなく、身なりや礼儀正しさも身につけなければならない」――。

 帰国後、自らの手で刻んだとされる“Manners makes man”そして「実践躬行」の2つの教育理念は、今も学園本館の壁面タイルにそのまま残されています。

 創立者の足跡はまた、日本の姿を海外から俯瞰してみることの大切さ、すなわち国際理解教育の重要性を物語ってくれているようにも思われます。

 本校は、ニュージーランドの姉妹校との間で、ホームステイを含む相互交流を、25年以上続けてきました。

 また、英語の学習においては週2時間、ネイティブによる「リーディング&コミュニケーション」の授業を設け、日本人の教員とのチームティーチングにより、“英語で英語を読む”活動なども行っています。

 海外からの来客にも、生徒たちが物怖じすることなく自然に対応できるようになり、手応えを感じています。


四條畷学園は、幼稚園・保育園から小・中・高、短大・大学を併設する総合学園に発展されました。そうした中、今春、中学校が改めて3年間の独立コースとなりましたが。

    
   府立高・文理学科に毎年20~30名
   最難関の灘や洛南にも進学

堀井: 本学園はもともと女学校としてスタートし、戦後間もなく新制中学校、続いて小学校と、徐々に総合学園としての形が出来上がっていきました。

 そうした中で、教育理念や建学の精神が各段階で共有・継承され、互いに連動していくという独自のあり方が育っていったのかもしれません。

 中学校では以前から、生徒たちの個々の進路をさらに大きく広げる取り組みにも力を入れており、近年は、大阪府立高校文理学科への進学者が毎年、20名~30名を数えるようになっています。

 また、灘・洛南・東大寺学園など最難関私立高校にも合格者を輩出しています。

 こうした実績とニーズを踏まえ、今春、中学校は「発展探究クラス」と「発展文理クラス」の新しい2コース制になりました。

 「発展探究クラス」では、中学校開校以来70余年におよぶ探求的な学びのノウハウを活かし、自律的な学習姿勢を養いながら3年後の進路選択を支援します。

 「発展文理クラス」では、難関公立高校・文理学科や難関私立高校への進学を目指します。

 コロナ禍も加わり、急速に世の中が変化する中で、学校教育も知識をただ植え付けるだけでは通用しない時代になりました。

 生徒たちが常に新しい課題を発見し、取り組んでいけるよう、基礎づくりの3年間が一層重要性を増しています。

 本校では、基礎学力の養成とともに、進路の問題も生徒一人ひとりが自ら考え、選択できるよう導きます。

 一般に中高併設校では先取り教育が行われることも多いわけですが、本校は中学3年間の学びを全うし、中3の2学期から高校の受験対策に入る体制が出来ています。

 本校の校章には、「生徒・教員・保護者」を象徴する3枚のクスノキの葉が描かれています。私たちはこれからも、この三者が家族のように結ばれた、温もりのある学園でありたいと願っています。

 3年間、充実したサポート体制のもとで、生徒一人ひとりが自分を発見し、可能性を広げていけるようにと考えています。


本日は、ありがとうございました。<文中敬称略>


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