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2023受験校研究/私立中高合格のポイント

東山中学・高等学校

「中学入試初日は午後4時から国・算で」
言葉の意味・計算力など基礎基本を大切に

きょういく時報」22.10.28号掲載>




 東山中高では生徒一人ひとりの「セルフ・リーダーシップ」育成を図っています。

 中学からの6年一貫教育は、細やかな指導を基本としてさらなる高みをめざす「ユリーカコース」、互いに切磋琢磨しながら無理なく学力を伸ばす「エースコース」の2コース制をとっています。

 難関国公立大学、医歯薬系大学や、難関私立大学進学を目標とし、2年毎にコースの入れ替えも行い、知・徳・体のバランスのとれた力を育成しています。


後期への再チャレンジで合格も


 2023年度中学入試は「前期A日程」が、統一日初日の1月14日(土)、午後4時からとなっています。入試科目は国語と算数の2教科で、本校を第一志望とお考えの受験生はもちろんのこと、他校の入試を終え、夕方から本校の受験に臨んでいただく受験生にも取り組んでいただきやすい設定となっています。

 続く「前期B日程」は1月15日(日)の午前8時10分、「後期日程」は1月17日(火)の午前8時10分、いずれも入試科目は3教科型(国算理)または4教科型(国算理社)の出願時選択です。

 3教科型では「3教科合計得点(340点満点)を、4教科の満点(440点)に換算した得点」を合否判定に用い、4教科型では「4教科の合計得点」と「国算理の3教科合計点を4教科の満点(440点)に換算した得点」のいずれか高い方を用います。

 出願は、全日程12月12日(月)から1月4日(水)までWeb方式で行われ、合格発表もWebのみとなります。

 受験料は「1回出願2万円、2回出願3万円、3回出願4万円」です。1回目で力を発揮できなかった場合でも、2回目、3回目で会場の雰囲気にも慣れ、合格を勝ち取っていく受験生が毎年多く見られます。

 ちなみに2022年度入試では、後期への再チャレンジで多数ユリーカコースに合格しました。複数受験が逆転の機会にもなっており、ぜひ諦めずにチャレンジしてほしいと思います。


2023年度中学入試のポイント


 入試に向けた学習では、中高ともにいえることですが、過去問に取り組むことで出題傾向をつかんでおくことが大切です。

 また、自分の得意分野を知り、入試では自分の出来そうな問題から手をつけるなど時間の使い方にも慣れておきたいものです。第一問から順に手をつけていくばかりでは、手が止まったところで時間だけが費やされてしまうことにもなり、注意が必要です。

 教科別のポイントとして、国語は漢字や言葉の意味など基礎的な知識をきちんと身につけておくこと。字数指定なども多くあるので問題をしっかり読むことも大切です。

 算数は基礎的な計算で点を取りこぼすことのないようにして下さい。また、後半部分の問題はユリーカコース・エースコースへの合格のポイントになると思われます。

 理科では、計算を伴う問題の成否が分かれ目となるでしょう。


高校は理系特化のパスカルコースも


 高校からの生徒募集は「パスカル」「クレセント」「トップアスリート」の3コースで実施します。

 一般入試A・B日程は、5教科で行います。「パスカル」は、理系に特化したコース内容を特色とし、入試においても理系の得意な受験生に有利な理系換算併用判定を取り入れています。

①5教科の合計500点満点、②国・数・英・理4教科の合計得点400点満点を500点満点に換算、のどちらか高い方を合否判定に用いますが、この判定方法は「パスカル」のみに適用し、「クレセント」への回し判定には適用されません。

 なお「クレセント」と「トップアスリート」では、A日程でスポーツ推薦Ⅰ・Ⅱも実施します。

 出願はWeb方式で、必要書類は1月16日(月)から24日(火)の期間内郵送となります。支障なく手続きを進めていただけるよう、きめ細かなサポートも行います。

 コロナへの対応としては、志願された方対象に、中学校の追試験日を1月29日(日)、高等学校の追試験日を2月26日(日)に設定しています。対象者へは詳細が決まり次第学校から連絡します。


(お話は東山中高 貝路智彦先生)


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