教育時報社

TOP特定商取引法に基づく表記プライバシーポリシーお問合せ

>>> 多様化する近畿の私立中高入試

同志社香里中学校・高等学校

前・後期出願で約30名の復活合格も
基礎的な問題で失点しないように


きょういく時報」21.12.8号掲載>




 同同志社香里中高は、同志社系列校で唯一大阪府内に位置しています。併設の同志社大学・同志社女子大学には卒業生の約98%が進学しています。

 2022年度中学入試は募集人数240名で、前期日程は男・女各95名、後期は各25名となっています。

 入試日は、前期1月15日(土)後期1月17日(月)。出願期間は、前期・後期とも12月1日(水)から1月10日(月・祝)まで、本校ホームページからのインターネット出願です。

 2021年度入試では、志願者数が前期・後期ともに微減しましたが、実質倍率は前期男子2.2倍、女子2.1倍で前年度とほぼ変わらず、後期は男子5.4倍、女子3.5倍で男子が若干アップしました。

 後期への再チャレンジで復活合格を果たした受験生も、2021年度は30名を超えました。本校を第一志望とお考えの受験生の皆さんは、前・後期のセット出願がおすすめです。前期試験に合格され、後期を受験されなかった場合は後期の検定料をお返しします。

 入試科目は国・算・社・理の4教科です。国・算は、各50分120点、社・理は各40分各80点で、前期と後期の間に難易度や出題傾向の違いなどはなく、クリアすべき基準点も設けておりません。

 合否判定は、 ①4教科の合計点、②国・算・理の合計×1.25、③国・算・社の合計×1.25のうち最も高い得点を用いるアラカルト方式で行います。

 2021年度の後期入試では合格最低点がややアップしましたが、大事なのは「基礎的な問題で失点しないこと」「問題文をよく読み、何が問われているのかを理解した上で設問に取りかかること」だと思います。


中学入試のポイント

 国語は、2022年度も長文2題と、漢字や言葉の問題という例年通りの構成を考えています。長文問題は、設問を注意深く読み、答えに必要な要素を的確に判断する必要があります。傍線部の前後だけを見て答えを探すのではなく、そこから一歩進んで自分でまとめる力を養ってほしいと思います。正しい文章を書く上で、助詞の使い方や主語・述語のねじれにも気をつけたいものです。また、会話の中から話し手の意図をくみ取るような問題も出題されることがあります。漢字の書き取りでは毎年、小学生になじみの薄い語で正答率が低くなりがちなパターンが見受けられ、今年は「居を構える」「新人を登用する」などが出題されました。言葉の問題では「話し言葉」と「聞き言葉」の違いにも高い意識を持ってほしいと思います。

 算数は2021年度、前期・後期とも計算問題が小問で3~4題、平面図形2題、立体図形1題、数量に関する問題3題の構成でした。2022年度もほぼ同様と考えています。計算問題は正答率が90%と高く、ここを落とすと挽回は難しいかもしれません。また、各大問の(1)でつまずくと、後の解答に響きますので要注意。図形問題は、独立した小問で正解を得たいところです。2021年度は、前期の典型的な仕事算で、また後期は通過算で点差が開いたようです。基本問題を落とさないよう注意するとともに、解ける問題を選ぶ力も身につけましょう。

 社会は、地理30点・歴史30点・公民20点の80点満点です。歴史的分野は江戸時代まで約15点、明治以降約15点の配分になるよう作問しています。時事問題は分野を問わず出題しており、2021年度の後期入試ではTPPを取り上げました。教科書、資料集、地図帳、グラフなど関心を広げながらキーワードの理解を深めておきたいものです。年の瀬、各メディアが取り上げる重大ニュースなども関心を持って見ておくとよいかもしれません。なお、教科書に出てくる漢字はきちんと書けるように。勉強してきた成果が得点に結びつく出題を心がけています。

 理科は、物理・化学・生物・地学の4分野から出題します。物理・化学分野では教科書の基本的な事象を取り上げることが多く、基礎的な用語、実験器具の名称や使い方を確認しておくとよいでしょう。教科書に載っているグラフが何を示しているのかを理解し、比例計算にも慣れておくこと。計算結果は小数で答えるようにしてください。生物・地学分野では、教科書に載っている観察の方法、器具の使い方など理解しておきましょう。


高校は作文・書類の総合評価

 2022年度の高校募集人数は男子20名・女子20名です。

 入試当日は作文(60分)と面接を実施し、ほか個人報告書の教科評定、クラブ活動の戦績、生徒会活動、3級以上の英検・数検・漢検、習い事など自己推薦の評価点を合計し、150点満点の総合評価で選抜します。

 出願は1月25日(火)から27日(木)まで、窓口持参または郵送となります。本校ホームページより入試要項・出願書類をダウンロードしていただけます。

 中高のコロナ対応については、ソーシャルディスタンスのとりやすい体育館で別室受験ができるように準備させていただく予定です。出願時には、本校ホームページで詳細をチェックいただければと思います。


(お話は同志社香里中高 牛尾武史先生)


戻る



当HP掲載記事の無断転載・転用を禁じます。
©2022 Kyoikujihosha All rights reserved.