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[私立中高入試直前特集]

「問題はていねいに読み記述を明確に」
出願は中学・高校いずれも郵送のみ

洛南高等学校・洛南高等学校附属中学校

きょういく時報」18.10.28 784号掲載>




 洛南高等学校附属中学校では予習中心の「自律的な学習習慣」を、しっかり身につけてもらいます。また、生徒の社会性・協調性を養う学校行事も大切にしています。

 2019年度の中学入試は1月21日(月)に行います。出願期間は12月17日(月)から21日(金)の5日間、郵送のみの受付となっています。 


得点5割超をめざして

 試験科目は国・算・理の「3科型」または国・算・理・社の「4科型」の出願時選択です。3科型・4科型とも合否判定には、400点満点で算出した換算点を用い、科目選択による区別のないようにしています。

 算数と国語は各150点満点と配点が高く、理・社の影響は全般にそれほど大きくないともいえます。ただ、一昨年は社会科がやや易しくなり、合格ライン上では4科型の受験生に有利に働く傾向も見られました。

 今春は理・社の難易度が上手く揃い、3科型による合格者・入学者が若干多くなりました。いずれも結果としてそのような状況になったもので、受験生の皆さんには、これまで取り組んできたことを活かして本校にチャレンジしてほしいと願っているところです。

 合格点は、併願で5割強、専願・女子も5割強が目安になるでしょう。専願・男子は、外部募集人数が今春減少した影響もあって、5割を超える得点率が求められましたが、2019年度もこの傾向は続きそうです。

 さて今春、国語の入試では、文中から言い換えの表現を引き出した上で、説明を求める記述問題を出題しましたが、解答の中には一種類の表現だけを繰り返し説明したものが多く、複合的に広く読むのはなかなか難しかったかもしれません。

 算数は、出題傾向に大きな変化はなかったものの、一題一題が少しずつ難化しました。その中で、例えば解答欄を左右逆に記入したり、本来出来るはずの計算問題でつまずいたりする受験生が、少なからずいたようです。

 理科は全般に良く出来ていました。社会は3分野のうち、知識を問う問題の多い歴史分野は良くできていたのに対し、考える問題が比較的多かった地理・公民分野では苦戦の跡がうかがわれたようです。


国語は「複合的に読む力」を

 高校には「空(そら)パラダイム」と「海(うみ)パラダイム」の2コースを設置しています。「空」は2年生以降、内部進学生との合同授業に入っていきます。2019年度入試の募集人数も前年度同様、空と海で男女約96名ずつ、計約192名となります。出願方法は郵送のみで、「空」を第一希望、「海」を第二希望とすることもでき、受験生のほとんどがこの制度を利用しています。

 入試科目は国・数・英・社・理の5教科で、英語は10分余りのリスニングを含みます。今春の英語入試は、4技能のバランスに配慮したものとなり、記述問題の割合が増えるなど全体的にやや難化しました。国語でも記述の割合が微増し、中学入試と同様に、同じ要素を反復するミスが目立ちました。

 数学は、問題数に変化はなく、全体的に易しめの出題となりました。そうした中で、図形をイメージするなど考える力が試されています。社会はどの分野も基本用語はよく理解できていましたが、総合的な問題はやや難。理科は生物など知識を問う出題で、文字の誤りなど正確さを欠く解答が目についた、とのことです。分量的に厳しかったかもしれません。

 併願の「空」においては、例年7割に届くほど高い合格点になりますが、過去問で練習に取り組む際にはまず、6割の得点を目指しましょう。制度上、6割得点できれば合格発表において「空」への繰り上がりが見えてきますので、得意科目での頑張りを合わせて6割ラインに到達できるよう、諦めずチャレンジしてほしいと思います。

 また今春は、専願・女子の合格点が珍しく男子を下回る結果となりました。2019年度はどうなるかわかりませんが、高校では中学ほどの厳しい戦いを覚悟する必要はなさそうです。直近の過去問だけでなく過去5年間の入試問題で弱点補強をしておくとよいでしょう。

(お話は洛南高・洛南高付属中 亀村俊実先生)


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