教育時報社

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【インタビュー】
「多様な私立校の価値と魅力」
将来につながる人間形成の場

希学園 黒田 耕平 学園長に聞く


きょういく時報」18.3.28 775号掲載>




公立校とは違う私学の特色について

黒田:私立校であればどの学校も、設立者の思い、教育に対する理念を伝統的に受け継いでおられます。人として成長していく上で非常に大切な時期、柱となる部分を子どもの中にきちんと残すことができるのではないでしょうか。

 一方、公立校の場合には先生方それぞれに色々な教育観があり、その集合体としての学校が伝統的な教育観や教育理念を代々受け継いでいるというわけではありません。根っこの部分で、私立校と公立校には違った要素があるように感じております。

 将来につながる人間形成の場としての私学教育の良さに魅力を感じる保護者の方々は、少子化の時代だからこそ増えていくのではないでしょうか。



学習塾にも“塾風”

黒田:私学にはそれぞれ校風というものがありますが、塾にも“塾風”があると思っています。

 教え方や教材の中身にこだわりを持ち、結果を出すことは、進学塾にとって大きな課題ですが、同時に、教育に関わる仕事をさせていただいている以上、やはり理念に基づいて一つひとつの指導、対応に責任を果たしていく必要があるとの考えを私たちは持ち続けてきました。

 難関中学に合格するには、色々なことを吸収し、考えられるようにならなければなりません。本来は何かを「してもらえるのが当たり前」の世界に生きている小学生に対して、主体性をどう育てていくかということになれば、やはりそこは人間的な側面をどれだけ成長させていけるかがポイントになってくると思います。



保護者と子どもとの適切な距離感とは…

黒田:保護者は自分の感情を抜きにして、まずは子どもがどのような気持ちでいるのかを優先し、接することだと思います。

 
塾や学校でも同じように、生徒との関係で「これだけ熱意を持ってやっているのになぜ伝わらないのか」という時には、子どもが今どのような状況なのかを正しく見ることができていないのかもしれません。

 大学合格実績、“万全の補習体制”、そこにももちろん大きな価値があるわけですが、一人ひとりを見てもらえているという安心感、子どもたちが必要な時にSOSを出せる状態、そのような環境は私学教育の可能性に十分つながっていくものと考えています。

― 以上本紙より抜粋 (文中敬称略) ―

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