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ウィークエンド・シネマ上映
ピースおおさか
財団法人大阪国際平和センターで

<「きょういく時報」13.6.28 697号掲載>



 ピースおおさか=財団法人大阪国際平和センター(大阪市中央区)で毎週土曜日午後2時から、ウィークエンド・シネマの上映会が開催されている。

 6月のプログラムは、『はだしのゲン』(昭和52年・昭和61年/中沢啓治原作)。原作は、広島の原爆で被爆した作者の体験をベースにしたアニメ作品。原爆による惨状とともに、戦争を通して否応なく奪い去られていく「個人の自由」の尊さについても考えさせる作品になっている。上映会ではアニメ版と実写版が週交代で上映されており、6月29日(土)は実写版になる。

 また、7月のプログラム『火垂るの墓』(=ほたるのはか/平成20年)は、作家の野坂昭如氏が自身の体験を織り交ぜて書いた同名の小説が原作。戦時下、父親は出征、母親は1945年6月の神戸空襲で亡くなり、残された2人の子どもたちは親戚からの冷たい仕打ちを逃れるように、防空壕で暮らすようになる。しかし過酷な現実を逃れることはできなかった。映画『火垂るの墓』は、日向寺太郎監督、吉武玲朗・松坂慶子ほか出演。

 8月の上映プログラムは、昭和20年8月8日、9日の長崎を舞台にした映画『TOMORROW明日』(昭和63年/井上光晴原作)。黒木和雄監督、桃井かおり・南果歩ほか出演。

 上映時間は『はだしのゲン』が約2時間、『火垂るの墓』、『TOMORROW明日』はそれぞれ約1時間40分。会場はピースおおさか1階の講堂。映画は観覧無料だが、ピースおおさかの入館料として大人250円、高校生150円が必要。中学生以下、65歳以上、障害のある人は無料。当日先着順250名受付。

 土曜日以外の通常開館日には、同じく1階講堂で、同館オリジナルのアニメ「学童疎開『十六地蔵物語』」、「消えさらぬ傷あと『火の海・大阪』」、ドキュメンタリー「大阪大空襲〜焼きつくされた大阪の街〜」が、午前10時30分から夕方まで順次上映されている。


学校・諸団体に無料貸出


 ピースおおさかの「図書室・映像コーナー」では、戦争と平和について考えることができる数多くの映像作品が視聴可能となっている。学校や官公署、諸団体に対しては、ビデオ、DVD、16ミリ映画フィルムなどの一部無料貸出にも応じている。

 映像作品の中には、昭和20年3月13日深夜に始まった大阪大空襲の証言録や、中国山西省で終戦を迎えた北支派遣軍将兵2600人をめぐる衝撃のドキュメンタリー『蟻の兵隊』、『ある証言・満蒙開拓団』、『ある証言・シベリア捕虜収容所』、真珠湾急襲からレイテ沖海戦までを米国防省の未公開カラーフィルムで綴る『海ゆかば』、『エイジアン・ブルー浮島丸サコン』など、歴史資料としても貴重な作品が含まれている。

 反ユダヤ主義の波がヨーロッパに広がる中、ゲットーを生き延びた子らの証言を交えた衝撃のドキュメンタリー『ヤヌシュ・コルチャック〜すべてをこどものために〜』、世界の平和ミュージアムを探訪する『戦争は世界でどう語りつがれているか』、また『はだしのゲン』『おこりじぞう』『おかあちゃんごめんね』などのアニメ作品も貸出可能。


「15年戦争」って?


 ピースおおさかには、テーマ別に3つの展示室と特別展示室があり、満州事変から第2次世界大戦終結まで、アジア・太平洋地域で行なわれた15年間に及ぶ戦争の記録として、関連文書や写真パネル、砲弾模型、戦時中の様々な実物資料などが展示されている。



ピースおおさか

電 話:06-6947-7208
所在地:大阪市中央区大阪城2-1
交 通:地下鉄中央線「森ノ宮」駅1番出口から西約200m/JR大阪環状線「森ノ宮」駅から西約400m/地下鉄谷町線「谷町四丁目」駅から東約1100m




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